次亜塩素酸水|原因に合わせた消臭液を使う

悪臭がした時、消臭スプレーなどを使って対処していると思いますが、悪臭の原因に合わせた消臭液を使っていますか?悪臭の原因を知り、適切な消臭液を使うことによって、より効果的に悪臭へアプローチすることができます。まずは、悪臭の原因と消臭の方法を知ることから始めましょう。

悪臭の原因

キッチンやトイレ、排水溝、ゴミ箱、玄関など日常生活において悪臭のするポイントは数多くあります。その悪臭は、大きく3つのタイプに分けられます。まず1つめが「窒素化合物系」です。これは、おしっこのニオイや魚の生臭いニオイであり、悪臭で知られるアンモニアやトリメチルアミンがあります。

次に「脂肪酸系」です。脂肪酸というのは、皮脂腺から出た皮脂が酸化し、細菌に分解されてできたものです。衣類や体臭のニオイが挙げられます。そして最後が糞などトイレのニオイである「硫黄化合物系」です。硫黄系の臭気成分には、硫化水素(卵の腐乱臭)やメチルメルカプタン(玉ねぎの腐乱臭)があります。

消臭の方法

●感覚的消臭法

この方法には、マスキング法とペアリング法があります。マスキング法は強力な芳香成分で悪臭をごまかしてしまうというもので、ペアリング法は悪臭の元となる化学成分を良い香りの元となる構成成分に取り込んでしまうというものです。

●物理的方法

これは、冷蔵庫などで使う脱臭剤や活性炭などに見られる消臭方法です。悪臭の元となる成分を包み込んだり、抑え込んだりする物質を用いて、悪臭を発生させないようにする方法です。タイプによって包摂、吸着などの種類があります。

●化学的方法

悪臭の元となる成分と消臭物質を化学反応させ、違う物質にすることで無臭にする方法です。直接化学反応させる中和反応と、酸化物を消臭成分に入れて悪臭成分を無臭の酸化物に変える酸化反応の2つのパターンがあります。